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2013-02-02

[ベナンニュースの試訳] モリンガ:様々な効能を持つ自然の恵み

 モリンガ、または学名を"moringa olifeira"は熱帯地域に生育する優れて栄養価が高く多効能な樹木である。ベナンではこの自然の恵は"kpatiman"(ゥパティマン)という名で知られている。

 acacia blanc(白アカシア)、ben ailé、benzolive、pois quenique、neverdie、mother’s best friend(母の親友)、ne meurt jamais(不死)等の名称でも呼ばれている。モリンガはインド、ヒマラヤの南の谷を原産とし、熱帯及び亜熱帯域の全域に分布する節の多く葉の茂った樹木である。モリンガは肥沃な土地だけでなく痩せた土地でも生育することができる。乾燥にとても強く、種を植えたり育ちが早く、一年目には3mの高さになる。モリンガの莢(さや)と葉はすぐに利用することができる。モリンガは、非常に生命力が強く大きな可能性を持っている。栄養学、農学、医学分野での効力を持つ。下痢、高血圧、皮膚の感染症、胃潰瘍、胃の痛み、湿疹、真菌症などを治すために使われる。

 またモリンガの葉は、脆くなった骨を再び健康な骨にすること、貧血や栄養失調を防ぐこと、perte de sang、赤痢、皮膚の感染症、下痢を治療することに利用される。緩下薬、下剤として便秘の解消に役だつ。加えて、利尿薬として排尿を促進する。モリンガは栄養の貯蔵庫である。眼塵症や心臓の病気を防ぐビタミンA、風邪の類を防ぐビタミンC、細胞と神経の機能に重要なカリウム、骨や歯を作るのに必要で骨粗鬆症を防ぐカルシウム、我々の体の細胞を作るタンパク質を含んでいる。

 上述の様々な効能以外にも、新鮮なモリンガの葉にはほうれん草の3倍の鉄分と卵と同量のタンパク質が含まれる。人参の7倍のビタミンA、バナナの3倍のカリウム、バナナの3倍のカリウム、牛乳の4倍のカルシウムも含んでいる。

 同様に乾燥したモリンガの葉には、ほうれん草の25倍の鉄分、卵の4倍のタンパク質、オレンジの0.75%(注:75%の間違いか)以上のビタミンC、人参の10倍のビタミンA、バナナの17倍のカリウム、牛乳の17倍のカルシウムを含んでいる。セレニウム、亜鉛、10種類のアミノ酸も含まれている。

 またモリンガは水中のバクテリアの90%~99%を殺して水を浄化する作用がある。モリンガの種の40%は油であり、オリーブ油のような上質な油と類似している。モリンガは牛・羊・やぎ・うさぎの秣(まぐさ)にもなる。養殖を営むものにとっては魚の餌にもなる。バイオマスガス、染料、家畜の皮膚の色素などの製造にも使用される。土地を肥沃にし、腸内菌にとっての栄養となる。

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URL:
http://www.lanouvelletribune.info/index.php/societe/sante/13379-moringa-une-ressource-naturelle-aux-multiples-vertus

感想:
今回はちょっと良くわからない記事を選んでしまいました。
記事の構成が、ただただモリンガの万能ぶりを褒め称えています。

2013-01-22

[ベナンニュースの試訳]アボメカラビ大学の食堂が再開:学生たちが笑顔を取り戻す

 昨日、1/21(月)より、アボメカラビ大学キャンパスにある食堂が学生たちのために再開した。学生たちはこれでやっと安堵できるようだ。実際には彼らの要求がアボメカラビの大学・社会福祉活動センター(?)のセンター長によって考慮され、食堂「u」は再開された。
 
 学生たちが喜びの表情を見せたのは、彼らの要求が考慮されたからだけではなく、実は炊いたご飯や茹でひよこ豆などを再び食べられるからだ。また彼らは、エレオノレ・ラデカン・ヤイ学長(?)が多少なりとも彼らの苦情を聞き入れたことについても賛辞を述べている。というのも、学生たちは新年の食堂のオープンが遅れることのないようにと要求をしていたからである。コミュニケーション学科の学生であるウベル・アディオは、「食堂再開されたことに満足」、地学科の一年生であるエリック・アゴスは、「上層部は食堂の再開が遅れいないように必要な措置を取った」などと、食堂「u」の再開は学生たちを元気づけている。
 この大学食堂の再開で、今後学生たちは「素晴らしい腕を持った女性たちの美味しい料理」にありつくことができる。しかもお安く。というわけで、食堂再開に学生たちは安堵している。

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22/01/13 01:03
URL:http://www.lanouvelletribune.info/index.php/actualite/une/13257-uac-les-etudiants-retrouvent-le-sourire

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感想:
久しぶりのベナンニュース翻訳。
ひよこ豆の茹でたのは美味しい。日本で食べれたら私も元気になる。

2012-08-26

[ベナンニュースの試訳] 昨日、コトヌー空港で新たに薬物の摘発

ベルナデン・ガンテン枢機卿コトヌー空港の保安検査装置を通り抜けて、ナイジェリア人のボナヴァンチュール・イケチュク・エゼアラがまさに飛行機に乗り込もうとしたところ、空港特別警察の隊長であるファタオ・チラオに呼び止められた。警部はこの乗客の計画について情報を得ていた。

警部はどうやって一目で、滑走路にいた彼が薬物の運び屋だと区別できたのか。46歳のボンアヴァンチュール・イケチュク・エゼアラは6Kgの薬物を分解部品の間に隠して旅行かばんに入れていたが、X線装置も麻薬捜査犬も見破ることはできなかった。彼はインドのニューデリーにエチオピアのアジス-アベバ経由で向かおうとしていた。コトヌー空港で様々な制服を着た警備員が行う薬物摘発の全てを受けなければならないということは、それは同時に保安検査が有効に機能していないということでもあり、情報が得られた時にだけ警官と憲兵が密売人か運び屋を逮捕するためにやって来るということでもある。今週の初めにも同様の事件が起きている。この機会に、違法薬物の取締を担当している関係当局やこの問題の第一人者である内務大臣のベノワ・デグラは、この問題により真剣に取り組むべきである。
AT

翻訳元:
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24/08/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL
タイトル:Aéroport de Cotonou:Nouvelle saisie de drogue hier
URL:http://www.quotidienlematinal.info/?Aeroport-de-Cotonou-Nouvelle
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感想:
ナイジェリア人の名前は「ボナアヴァンチュール」ですが、これは「良いアヴァンチュール」という意味なのだろうか?検索すると昔の聖人か誰かがヒットするので由緒ある名前のようですが。ナイジェリア大統領の名前がGoodluckというのも印象的だし、こういう名前が結構あるのかな?

2012-08-25

[ベナンニュースの試訳] ポルトノヴォで機動隊による強行措置:偽札業者が摘発される

アプロミセレテのアボゴメ地区に住む偽造者のコト・ドスは憲兵隊によって2012/8/6の木曜日に自宅で逮捕された。偽造CFA紙幣の入った三つの袋と布にくるまったドル紙幣が見つかった。

大量の偽造紙幣とポルトノヴォ住民が苦情を繰り返したことが、地区の捜査班を警戒させることとなった。偽造の現場と実行犯の組織中枢を特定するために捜査を重ね、偽造者の逮捕につながった。捜査班の指揮官である曹長のクレマンス・チャンシの説明によれば、偽造者は詐欺師として通っていた。彼はある時、顧客に対して資産を2倍もしくは3倍にしないかと提案していた。この客が本物の紙幣で支払いを済ませた後、彼は不注意にも丁寧に偽札を布に隠して、この客に渡した。「(偽札の)情報を受け、私はすぐに捜査班長と補佐官と共に現場へ急行した。犯人は逮捕され、事情聴取のためにその他二人が拘束された。」と曹長のクレマンス・チャンシは語った。
Thobias G. Rufino (Br Ouémé/Plateau)

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20/08/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL
タイトル:Coup de filet des forces de l’ordre à Porto-Novo:Un fabricant de faux billets de banque arrêté 
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感想:紙幣を布=pagneにくるむところが、ベナンらしい。鞄はあまり使わない。

2012-08-19

[ベナンニュースの試訳] 強制退去の数ヶ月後に:ミセボ使用者を取り締まる

ミセボ退去者にとっての「黒い木曜日」。昨日朝のうちに彼らは国家警察の警官たちによって叩き出された。ミセボ市場のある使用者によれば、この強権的な国家警察の介入は市場自治管理協会(Sogema)の会長であるラザル・アコマニの指示があったという。「今日私が目撃したものは、恐ろしかった。警官たちは突然に市場の中にいる人々を拘束しにやってきた。彼らは棍棒とカラシニコフで目の間にいる人全てを殴りつけた。また取締りの一環で、彼らは店員を殴ろうとして宝石店に押し入ったんだ。それに一人の子供と一人の妊婦までも捕らえていた。」と、市場の利用者であるモンサ・ニョウンスは非難した。また商人のロックはSogema会長がこのような過激な対策をとるということを彼らに事前に通告しなかったことに驚いていた。「二ヶ月前にSogema会長は軍の兵士と共にミセボを訪れて、25mの区画に立ち入ることを禁止した。しかしながら、どこからどこまでがこの25m区画なのか分からないんだ。今、全ての商店は工事作業中だ。シナポステルも工事作業中で、工事の完成を待たずに今回の取締りが行われた。私たちの再利用のための対策もとられていない。」と、彼は言う。ミセボ市場の使用者たちは満場一致で、利用地の奪還のために政府関係者の市場への訪問を呼びかけている。


翻訳元:
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17/08/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL
タイトル:Quelques mois après leur déguerpissement :La Police charge des usagers de Missèbo
URL:http://www.quotidienlematinal.info/?Quelques-mois-apres-leur
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2012-08-08

[ベナンニュースの試訳] 頼みのエンドスルファンは世界的に使用禁止:政府は・・・

ある環境問題のスキャンダルがベナンで持ち上がろうとしている。マリナ周辺の情報元によると、政府は2012-2013年期の綿花栽培の保護のためにエンドスルファンという殺虫剤を使用する準備をしていたと見られる。しかしながら、この殺虫剤は効果が低く人間の健康への危険が高すぎるということで、国際社会にならって2008年の2月に使用が禁止されいる。

2012-2013年期の綿花栽培を助けなければならないという政府の強迫観念が、現場にあってはならない試みと違法操業をもたらしたようだ。至るところで殺虫剤を探しても見つからず、政府はあってはならない手段に頼ろうとしていた。確かな情報筋によると、政府はSonapra(農業促進公社)の仲介によって、エンドスルファンの在庫を使用するところだった。この大量の在庫については、FAOが地域での在庫破棄のための政府への資金援助に応じていた。だがしかし、その在庫は少しも破棄されていなかった。そして、この在庫の使用を選択することが殺虫剤の不足に対して、最終的に政府が見つけた解決策であった。数週間前から経済・財務省大臣のジョナス・ビアンとSonapraの社長であるイドリッス・バコはベナン国内で希少になった殺虫剤を探すために世界中を回っていた。その間に綿花畑のタバコガは時間を無駄にしてはいなかった。この綿花の害虫は既に仕事活動を始めていた。最近バニ・サマリ議員によりゴグヌ、バニコアラ、セバナでの視察が行われた際に、彼はベナンの前途に横たわる惨劇を目撃することとなった。数千ヘクタールの綿花畑は綿花の花芽を食べてしまう害虫によって台無しになっていた。

重大な決定
もしこの決定が実行に移されていれば、政府は自らの無定見を晒すこととなっていただろう。実際には2008年2月6日の閣議の折に、政府は自ら次期の綿花栽培からこの殺虫剤の使用を禁止していた。公式発表(N°04/Pr/Sgg/Com/2008)には、「この議事録を承認し、閣議決定により西アフリカその他諸国と同様に次農期からのエンドスルファンの使用を禁止する。健康及び環境にとって危険で有毒なこの殺虫剤に代えて、ティハンのような代替製品を使用する。ただし2008-2009年の農期においては、全ての綿花畑の農地の必要をまかなうためにも、この新しい殺虫剤は576000リットルと推定されるエンドスルファンの在庫を補完するものとして使用される。」と書かれている。政府は2008年にこの決定をしたころを忘れてしまったのだろうか?エンドスルファンは残留性汚染物質としてストックホルム合意によって禁止されていることを思い出そう。これは22番目に禁止された殺虫剤なのだ。科学的にはエンドスルファンは生殖と発育に関わる内分泌系の問題を引き起こす。このように危険な製品にも関わらず、政府は環境や人体への害を与えるだろうことに構わず生産者にこの製品を使用させようとさせたのだ。
Marcel Zoumènou

翻訳元:
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27/07/12
サイト:LA NOUVELLE TRIBUNE
タイトル:Recours à l’endosulfan pourtant interdit mondialement : le gouvernement signe la mort du coton béninois
URL:http://www.lanouvelletribune.info/index.php/actualite/une/11670-recours-a-l-endosulfan-pourtant-interdit-mondialement-le-gouvernement-signe-la-mort-du-coton-beninois
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2012-07-27

[ベナンニュースの試訳] ヤイと福音主義者、永遠の友好

2006年に彼が権力の座に就いてから、ヤイは彼の側近との強固な宗教的結びつきに満足しているようだ。政教分離の原則への敬意を訴える声があるにも関わらず、国家元首である彼を政権の場に導いた福音主義党派の間には蜜月の関係が続いている。先の7月7日に、福音主義を信奉する団体が、大胆な牧師、ミシェル・アロポの指揮の元にアザライホテルに結集した。知識人たちと福音主義の聖職者たちが「クリスチャンの枠組み」という言葉の下に集まり、神の倫理をテーマとしたごくありふれた集会のようであるが、この集まりはそのような人畜無害な集会ではなかった。

2006年ヤイが権力を握ってから、この宗派は国政の最も強大なロビー団体になった。FCBEよりも更に、この宗教が体系的に国政に潜り込むことに成功したことで、国家権力にとって避けて通れない存在になっているのである。多くの政治家が<おいしい>地位を探す中で、入会を認められるために牧師たちを頼らざるをえなかった。「もし私が大臣になれるとすれば、それは<キリストの友達>のおかげだ。」「誰か一人の良い牧師の知り合いがいれば、政党を通すより話は早い。」とヤイ政権にいたある大臣は打ち明けた。彼のように、多くの政治家は何らかの責任ある地位に就くための近道を取る必要があった。その証拠にボニ・ヤイ大統領の側近には福音主義者が列挙される。アモス・エレベ、ヤイ政権に事実上最も頼りにされている相談役である。プロテスタントの一般信徒であり、2006年当初からヤイ陣営にいる。同じくエリック・アジャ、大統領補佐。ポリン・ドッサ、官邸施設長。現内閣では三人の大臣が公式に信仰について回答している。海運経済・港湾施設省のヴァランタン・ジェノンタン大臣、行政・国政改革省のマルシャル・スントン大臣、地方分権省のラファエル・エドゥ大臣である。他の大臣たちはずっと口を固く閉ざしているのも忘れてはならない。


マリナホテルの礼拝堂
前回の五年任期の最初に、牧師たちは毎朝マリナホテルに祈りのためにやって来ていた。彼らは国家元首とベナン国民のために祈りに来ていたのだ。国家元首自らが彼らを招待して自身のために祈らせることを習慣としていた。任期の始め頃に大統領の取り巻きの配置を巡って多くのトラブルが起ったことが思いだされる。私たちは、大統領側近の中で政敵達に敗れた者たちはみな同様に運が悪かったのだと考えていた。徐々にヤイは牧師たちが政権の運営に興味を持つように仕向けた。私たちは牧師たちがミシェル・アロポのように彼らの政治的地位を手に入れていくのを、見ることとなった。礼拝堂の中での説教は、現大統領の活動を支持する政治色を強く帯びている。ひそかに陰では、政権内での収入の良い閑職が彼らにモチベーションを与えている。彼自身も福音主義者で政権の発足後に牧師に昇進したヤイ・ボニは彼の「キリストの友達」に信頼を置いている。年月が経ち任命がされるにつれて、福音主義者が常にそこにいるという慢性的な状況が見られる。私たちはアルマン・ジンジンドウエ、イシフ・タパラ、アレクサンドル・ドス・ペデタン、フランソワ・ヌデベシが政府に出入りするところを見た。複数の重役がこの宗派によって選ばれている。この宗派に対する執着はとても強く、権力中枢での彼らの影響力を問題とすることはヤイを除いて誰にも不可能であった。Mcaの旧責任者であるシモン・ピエル・アドヴェランデも、この宗派に奉仕することで政治キャリアを築こうとした経験から何かを学んだ。国会議員選挙の折にFcbeの優先リストの位置づけは明確にこの組織への所属のいかんに影響されていた。政治的な組織も勢力にも欠けていたエミル・トス国会議員がもし
<キリストの友達>でなかったら、彼の名はこのリストに載ることはなく、二度の当選を果たすこともなかったろう。アルマン・ジンジンドウウエやIccサービスが起こしたその他の貪欲な宗教団体との厄介事にも関わらず、ヤイは彼らに信頼を寄せ続けている。次回の内閣の再編成もこの慣習に漏れることはないだろう。
Marcel Zoumènou

翻訳元:
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25/07/12
サイト:LA NOUVELLE TRIBUNE 
タイトル:Yayi et les évangélistes, une alliance ad vitam aeternam
URL:http://www.laraignee.org/GoogleTap_SG_article_13170.html
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感想:
政治スキャンダル。ほんとなのだろうか。
以前に別のメディアでアフリカの政治とフリーメイソンの癒着について取り上げられていたけど、そっちはどうなるのだろうか。あれは宗教でないから住み分けられるのかな。
解説:
マリナホテル=コトヌーにある高級ホテル。一泊:数万FCFA。
アザライホテル=同じくコトヌーにある新しい高級ホテル。マリナより更にランクは上のようだ。一泊:十数万FCFA。

2012-07-24

[ベナンニュースの試訳] ベナン:ディアスポラメディアテークが軍事博物館に

ベナンの軍事博物館がもうすぐ開場する。計画は数ヶ月前に当時のベナン国軍司令長(Fab)であったマチュー・ボニ将軍により発表され、具体化された。このディアスポラメディアテークはコトヌーのマルティル広場(=犠牲者広場[直訳])に所在しており、今回の目的のために改修中である。美術作品の展示による利用が行われている間に、この場所は既にベナン国軍司令部に譲渡されていた。昨年、コトヌー市場広場(マルティル広場と同じ場所)で開かれた「今日までの独立軍の軍服」と題した展示会では、既にこの博物館の将来的な外観がベナン国民に対して示されていた。元々この博物館を建てようというアイディアは、植民地時代以前に使用されていた品々が紛失しないように一時的な保管を目的として生まれた。この博物館は若者たちや将来の世代へのベナン国軍の歴史の継承をする場として役立つであろう。またベナン人にとって、植民地時代以前から独立までに誕生したいくつもの異なる派遣隊とその多様な変化の歴史を、それぞれの軍服から知ることができる。
Blaise Ahouansè

翻訳元:
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23/07-2012
サイト:La nouvelle tribune
タイトル:Bénin : la médiathèque des diasporas en musée militaire
URL: http://www.lanouvelletribune.info/index.php/societe/culture20/11615-benin-la-mediatheque-des-diasporas-en-musee-militaire 
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感想:
目立ってはいたが、あまり人気のなさそうだった美術館が軍事博物館になったらしい。そういえば、二年間コトヌーに住んでいたのに一度も入らなかった。
ニュースに出てきたマチュー・ボニ将軍はヤイ・ボニ大統領と同じ苗字。
メディアテークという単語は一般的に浸透していないカタカナ語かもしれないが、響きが好きなのでそのまま使用しました。辞書では視聴覚ライブラリーなどとも表記されていました。

2012-07-23

[ベナンニュースの試訳] ヘルメット着用取締をめぐってのアボメイでの警察と憲兵の接触

2012/07/19、歴史あるアボメイの町での騒がしい朝。複数の警官たちと一人の憲兵のあいだで激しい口論が起きた。実は目撃者の証言によれば、警官たちはバイクのライダーに対するヘルメット着用義務の取締を行っていたという。

一人の憲兵がアボメイ刑務所に拘留されている病人をヘルメットを着用せず自身のバイクで運び、ゴホ県医療センターへ搬送した。彼は警官に呼び止められた際に弁解をしたが、警官を納得させることはできなかった。彼は他の違反者と同様の扱いを受けるはずが、警官に対して抵抗し罪を認めなかったかどで、状況は悪化した。複数の目撃者が、警官たちが彼に殴って暴行を加えた、と証言している。この情報を得て、複数の武装した憲兵たちが彼の奪還にやって来た。彼らの到着の前に、民衆は警官たちの振をる舞いを非難して現場は混乱していた。群衆を追い払うために警察は催涙ガスと警棒を使用した。これに対して民衆は物を投げることで応酬した。午後二時頃に国家警察長代行として、ボイコン中央警察のセザル・アボサガのおかげで、やっと状況は鎮まった。ズー-コリン県の知事であるアルマン・モリス・ヌアティンは、事件の報告を受けて、アボメイ憲兵隊長であるエティエンヌ・ウエバン、主力部隊の副官及びアボメイ刑務所長を参加させて会議を招集した。しかしながら、この協議による結果は何も伝わってきていない。最新の情報では無実の憲兵に暴行を加えた二人の警官はアボメイ第一審裁判所の共和国検事のもとへ送検された。
Zéphirin Toasségnitché
(Br : Zou/Collines)

翻訳元:
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20/07/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL
タイトル:Opération de contrôle du port de casque à Abomey:Accrochage entre un gendarme et des policiers 
URL:http://www.quotidienlematinal.info/?Operation-de-controle-du-port-de 
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感想:
2012年4月より施行されたヘルメット着用義務の法律。2012年6月頃では、最初に比べて警察による取締も緩くなり、あまり浸透していない様子だった。この記事からも分かるとおり、交通法規の取締は警察の仕事である。憲兵というのは何をしているのか、何が警察と軍隊と違うのか。よく分かっていない。。

2012-07-19

[ベナンニュースの試訳] 2012-2013年期のベナンの綿花栽培:バニコアラの綿花畑を寄生虫(害虫)が襲う

2012-2013年期のベナンの綿花栽培:バニコアラの綿花畑を寄生虫(害虫)が襲う


害虫がアリボリ地方の中でも特に「白い金の貯蔵庫」であるバニコアラ地方の綿花畑を襲った。状況の調査のために農業・牧畜・水産省大臣のサバイ・カテは、月曜日の午後にヘリコプターでティオを飛び立って、バニコアラ地方の中心地から24km離れたある村に向かった。弊社の調べでは、バニコアラ地方とフヌゴ地方の間に位置するパンニョン村の綿花畑は既に害虫の被害にあっており、タバコガの存在を疑っている。現地では当初の予想以上に心配が広がっている。ヤイ・ボニ政権による集中的な努力にも関わらず、この害虫被害は2012-2013年期のベナンの綿花栽培に深刻な脅威を与えている。
LM

翻訳元:
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19/07/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL
タイトル:Campagne cotonnière 2012-2013 au Bénin :Des champs de coton assaillis par des parasites à Banikoara
URL:http://www.quotidienlematinal.info/?Campagne-cotonniere-2012-2013-au,40509
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2012-07-18

[ベナンニュースの試訳] 放棄されるゴドメイ立体交差の仕上げ工事

現場報告:ゴドメイ立体交差の仕上げの工事がいまだ完成していない。「どうして彼らは立体交差の足元をこんな風に放っておくのか分からない。」とエリックは怒りを込めてつぶやいた。

7/5木曜日の午後四時頃に「Atc Beko」の建物の階段に座っていた、土木工学の技術者エリックに出会った。この建物の扉は三年前の当時から閉まっている。エリックによれば、この場所の多くの利用者が立体交差の足元の状況について疑問を抱かずにいられないのだという。建設以前は商業の中心地として賑わっていたこの場所は、もし立体交差の模型に忠実であったならば、緑化スペースとして整備されるはずだった。しかし昨日の午後に訪れたその場所は、私たち取材グループの目には、打ち捨てられた場所のように映った。


コトヌーからアボメイ・カラビへ向かうと、草木の周りに赤い砂が積もっているのが遠くからでも目に入る。「Atc Beko」の建物の前には、雑草が生え、水たまりがあり、アスファルトの破片が散乱している。コトヌー-ウィダ方面の街灯の下には大きなレンガが積み重ねられている。ここでは整地が仕上げられていないように見える。そこかしこに緑色に淀んだ水のたまった穴が空いている。雑草の茂みには多くのものが捨てられている。舗装されていたコトヌー-アボメイ・カラビ間の旧道は未完成のままだ。舗装されていた道は剥がされて路肩に積み上げられている。幹線道路の危険を避けたい歩行者がごく稀にこの道を通るだけだ。アスファルトの破片と家庭のゴミが混じって積もり、場所によって不快な匂いのするところもある。海風が吹いているときは我慢できる匂いだが、そうでないときは下水のような匂いが漂っている。


工事の引渡しは一月に終了している
ゴドメイ立体交差の技術的な構造は以下の様に説明される。クラクションのような形(?)をした三方向の車両用連絡道路である。総延長は1400mで片側二車線である。道路幅の平均は33.6mである。費用総額は100億FCFAである。30ヶ月の工期が終了する前に、一月、正確には1/6に暫定的な工事の引渡しが工事調書の取り決め通りに行われた。計画責任者であるロシュ・セレスティン・ウンジョ、国会議員、運輸省大臣及び財務省大臣、アボメイ・カラビ市長、工事を実施した中国系民間企業「Crssg(China Railway Shisiju Group Corporation)」の代表の出席のもとにこの引渡しは行われた。この調書にはCrssgが引渡しから15日以内に実施するべき工事のリストを明示されている。工事の内容は特に工事による地盤沈下の改善、信号や街灯の配線のために空いたままの側溝を閉じること、工事で取り除いた縁石の再設置、ウィダ-コトヌー連絡路の歩道の整備などである。加えて、壊れている反射防止パレット(?)の交換、BEKOビルの前の未整備の道路の整備と工事で除去されたガードレールの再設置などがある。それに対してコトヌー-アボメイ・カラビ連絡路については、追加工事の契約に従って工事を実施中であると調書に記されている。緑化スペースも、コトヌー-アボメイ・カラビ間の旧道の再整備も何も実現されていないにもかかわらずである。調書のいくつかの によれば、工事による地盤沈下の改善、信号や街灯の配線のために空いたままの側溝を閉じる工事、BEKOビルの前の未整備の道路の整備は現状のまま進捗していないことが注記されている。調書には関係者による調査委員会が規定されているにもかかわらず、、、

Coup de coeur(?)
昨日、レンガが積み重なるウィダ-コトヌー連絡路で出会ったタクシー運転手のベオロ・セルジュさんと出会った。彼は「政府がきちんと整備されていない立体交差を注文してしまうとは全く信じられません。この街中にこんな醜いものがあるとは。」「街の景観を乱します。ここは大きな交差点で立体交差自体は良くできていますが、周辺の整備はこのように放置されている。それとも政府はしっかりした交渉をせずに契約を結んだのだろうか。」とフォン語で語った。コトヌー-アボメイ・カラビ間の旧道で出会った、最終学年になったばかりの学生であるミレイユとオドレイは「実際、未完成に終わっている部分は見栄えが悪いです。」と語った。更にセルジュさんは「空きスペースは整備されて、庭にするか大きな駐車場にするべきだ。」と主張している。彼の意見では、バイクのライダーにとっては幹線道路で自動車が走行している状態が危険であり、バイクなど地元の人のための通路(コトヌー-アボメイ・カラビ間の旧道のことをほのめかして述べている)が必要だという。最後にかれはこのように締めくくった。「政府がこれから数ヶ月何もしなければ、この空きスペースは泥棒たちの巣窟になるでしょうね。」

翻訳元;
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06/07/2012
サイト:La noubelle tribune
タイトル:Les travaux de finition de l’échangeur de Godomey abandonnés
URL:http://www.lanouvelletribune.info/index.php/actualite/une/11446-les-travaux-de-finition-de-l-echangeur-de-godomey-abandonnes
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感想:
コトヌーから西、北部をつなぐゴトメイの立体交差。数年間をかけて整備されたこの設備は規模も大きく非常に目立ち存在感のある建造物。中国政府の資金援助により建設されたそう。私がベナンにいたころも立体交差本体は機能していたので、周辺整備ができていないのは勿体無い。

2012-07-08

[ベナンニュースの試訳] 58の地域での電力導入に関する口頭質疑:政府の返答に対する国会議員の怒り

「エネルギー・石油と鉱物探査・水・代替エネルギー開発」省はSBEE(ベナン電力公社)の電力網への接続による58の地域での電力導入に関する口頭質疑及び討論に関して、昨日2012/07/05に国会に出席した。


ガストン・ヤルー議員によると、今回の質疑に関してソフィアットゥ・オニファデ大臣が国会での釈明を行った。彼女によると、ベナン政府は今回の計画に関して2008年2月に「Cedeao投資・開発銀行」及び「SBEE電力網への接続による58地域での電力化計画実現のための政府基金」の了承を得ている。そのための事前調査は入札募集の後にブルキナファソの「Ggyコンサルティング社」によって実施された。その結果として、263の地域で実現可能性の調査が実施され、その中で58の地域が今回の計画の恩恵を受けることとなった。ソフィアットゥ・オニファデ大臣は議員たちからの質問に対して、計画はコミューン長(県知事)及び郡長と村長に深く関係すると説明した。263の地域は、58の地域は行政の規定もしくはSBEEの電力網への距離を基準に採用されたことについて説明を受けた。入札募集の過程と必要機材の選定基準が全て説明され、更に大臣はその他8つの補欠となった地域のリストを読み上げた。率直な議論において、議員たちは政府が電力に関して地域を満足させるだけの能力がないことを表明した。ガストン・ヤルー議員は今回の質疑に関して、「現場では全く違う状況であるのにこのようなことが行われるのは残念です。既に規定されたことが達成されていないのに、補欠リストについて話すというのはどういことでしょう。」と発言した。彼はこの計画の具体的な実現の正確な日程について尋ねた。国民はこの計画にあたって電気メーターを手に入れるために大金を払ったが、不幸なことにそれらのメーターは十数年に渡って使われないままになっている。「政府の回答で評価できる点は全くない。先に工事を実施した企業が再び管理にもか関わっているのに、どうやって私たちは計画の内容を判断し始めることができるのか。コクモンルやイファンニで人々がランタンで生活を続けていくのは不可能である。」とルイス・ヴィヴァノは主張した。アフアンヴォエブラ議員も不服であることを表明した。この計画の本当の総額はいくらなのか、というのも大臣の回答では重要な数値のデータが全く抜けていた。出席者である調印者及びその他の議員はこの件に関する調査委員会の設立を要求した。
トビアス・ニャスヌ・ルフィノ

翻訳元:
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06/07/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL 
タイトル: Question orale sur Projet d’électrification de 58 localités:Les députés s’indignent de la réponse du gouvernement
URL: http://www.quotidienlematinal.info/?Question-orale-sur-Projet-d
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誤訳が大いにありえるので、ご承知ください。


感想:
ベナンには電気の通っていない地域がたくさんある。そして全ての電力はガーナからの輸入に頼っているという。

2012-07-04

[ベナンニュースの試訳] コトヌーで洪水:抵抗むなしく悪い状況が続く

洪水の問題は解決できない厄介な問題となっている。コトヌー市当局による数々の対策にも関わらず、抜本的解決は遅々として進まない。こうした状況下で、住民は毎年水の脅威にさらされている。


コトヌー市当局は毎年雨季になると、数年前より開始された「3ci(コトヌー対洪水キャンペーン)」プログラムによって洪水への対策を講じてきた。それによりコトヌー市内の徹底的な側溝の浚渫やその他の下水設備の整備工事が行われてきた。市当局は毎年のこの雨が引き起こす災害を見越して素早い対応をしたが、今年もやはり不十分な結果となった。水の猛威は住居に侵入していくつかの幹線道路をも水浸しにした。今年2012年の最初の雨は市民を再び悪夢に陥れた。落胆した女性たちは「市役所や政府のかた助けて下さい。」と悲鳴をあげている。セント・リタのある区画では、見渡す限りの「沼」が更に広がっている。路面は常に水浸しで、路上の利用者と彼らの所有物は大きな被害を被っている。この区画では浚渫と定期的な保守が行われているが、水は毎年その猛威をふるっている。毎雨季ごとに大規模な水没があり、適切な解決策はまだ見つかっていないと言わざるをえない。アグラ・ゴドメイでも同じように毎年の水没の状況が見られる。今年の雨のペースは早く、以前の最悪のシナリオが再び起こるかもしれない。アヴォトゥルなどの沼地を除いたコトヌー市内での同様の例としてヒンデ、ラジ、その他の地区があり、自然の大きな力を見せつけ「3Ci」プログラムの限界を示している。集中的な出資にもかかわらず多くの対策の効果が現れず、市当局はコトヌー市の正常化のために数十億フランの投資が必要であるとしている。一方では大規模な建造物が水の流れる道の周辺に建設されて事態を複雑にしている。解決は難しく政府の首尾一貫した取り組みが必要不可欠である。望むべくは、市当局と政府による対策の相乗効果と技術的な裏付けのある基盤の導入がなされることを願う。

翻訳元:
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28/06/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL
タイトル:Inondations à Cotonou :Des efforts, mais le mal persiste
URL:http://www.quotidienlematinal.info/?Inondations-a-Cotonou-Des-efforts
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誤訳あるかもしれないですが、ご了承ください。

説明と感想:
コトヌーという街は海とラグーンに挟まれ中央には海とラグーンを結ぶ水道がある。場所によっては海抜0m以下ということもあるそうで非常に水はけが悪い。五月頃から本格化する雨季には、頻繁にスコールが降るため、区画によっては道や家が長期に渡って浸水することもある。
 
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