2012-08-08

[ベナンニュースの試訳] 頼みのエンドスルファンは世界的に使用禁止:政府は・・・

ある環境問題のスキャンダルがベナンで持ち上がろうとしている。マリナ周辺の情報元によると、政府は2012-2013年期の綿花栽培の保護のためにエンドスルファンという殺虫剤を使用する準備をしていたと見られる。しかしながら、この殺虫剤は効果が低く人間の健康への危険が高すぎるということで、国際社会にならって2008年の2月に使用が禁止されいる。

2012-2013年期の綿花栽培を助けなければならないという政府の強迫観念が、現場にあってはならない試みと違法操業をもたらしたようだ。至るところで殺虫剤を探しても見つからず、政府はあってはならない手段に頼ろうとしていた。確かな情報筋によると、政府はSonapra(農業促進公社)の仲介によって、エンドスルファンの在庫を使用するところだった。この大量の在庫については、FAOが地域での在庫破棄のための政府への資金援助に応じていた。だがしかし、その在庫は少しも破棄されていなかった。そして、この在庫の使用を選択することが殺虫剤の不足に対して、最終的に政府が見つけた解決策であった。数週間前から経済・財務省大臣のジョナス・ビアンとSonapraの社長であるイドリッス・バコはベナン国内で希少になった殺虫剤を探すために世界中を回っていた。その間に綿花畑のタバコガは時間を無駄にしてはいなかった。この綿花の害虫は既に仕事活動を始めていた。最近バニ・サマリ議員によりゴグヌ、バニコアラ、セバナでの視察が行われた際に、彼はベナンの前途に横たわる惨劇を目撃することとなった。数千ヘクタールの綿花畑は綿花の花芽を食べてしまう害虫によって台無しになっていた。

重大な決定
もしこの決定が実行に移されていれば、政府は自らの無定見を晒すこととなっていただろう。実際には2008年2月6日の閣議の折に、政府は自ら次期の綿花栽培からこの殺虫剤の使用を禁止していた。公式発表(N°04/Pr/Sgg/Com/2008)には、「この議事録を承認し、閣議決定により西アフリカその他諸国と同様に次農期からのエンドスルファンの使用を禁止する。健康及び環境にとって危険で有毒なこの殺虫剤に代えて、ティハンのような代替製品を使用する。ただし2008-2009年の農期においては、全ての綿花畑の農地の必要をまかなうためにも、この新しい殺虫剤は576000リットルと推定されるエンドスルファンの在庫を補完するものとして使用される。」と書かれている。政府は2008年にこの決定をしたころを忘れてしまったのだろうか?エンドスルファンは残留性汚染物質としてストックホルム合意によって禁止されていることを思い出そう。これは22番目に禁止された殺虫剤なのだ。科学的にはエンドスルファンは生殖と発育に関わる内分泌系の問題を引き起こす。このように危険な製品にも関わらず、政府は環境や人体への害を与えるだろうことに構わず生産者にこの製品を使用させようとさせたのだ。
Marcel Zoumènou

翻訳元:
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27/07/12
サイト:LA NOUVELLE TRIBUNE
タイトル:Recours à l’endosulfan pourtant interdit mondialement : le gouvernement signe la mort du coton béninois
URL:http://www.lanouvelletribune.info/index.php/actualite/une/11670-recours-a-l-endosulfan-pourtant-interdit-mondialement-le-gouvernement-signe-la-mort-du-coton-beninois
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