2015-03-10

信じない心

もう、自分の信じることを信じなくていい
もう、自分の思うことを考えなくていい
もう、何も言わないでいい

こめつぶが落ちている
一か月前から
やっと掃除できた片隅


にょごにょごにょご

にょごろー

2014-07-14

かじかんだ手

かじかみ始めた手を見つめるとき
をこの暑い日に思い起こそうとして
半年前と一年半前と何年かと半年前を振り返ってみようとしたら
半年くらいは誤差のうちで
夏なのに手がかじかんでたような気がする
今にも泣き出しそうな胸の内と
今夜は降りそうもないゲリラ豪雨

真冬にゲリラ豪雨が降るわけはないのに
夢から覚めれば分かるそんな道理も
ずっとかじかんだ手をして
ずっと前から降り出しそうな空を見ていると

真夏に手がかじかむわけはないのに
頭で考えれば分かるそんな道理も
まだ降りださない空
まだ泣き出さない胸をかかえていると

かじかんだ手の感覚はいつからないんだろう
好きなだけ泣いて
ゲリラ豪雨もじゃっと降って
もうこの長い季節を終わりにして



2013-09-07

なにものにもならないように

なにものにもならないように
なにかに傾倒しないように
曲がった首はまっすぐに

この夏が終わったら
秋の適度に透き通ったおいしい空気のなかで
ゆったりとした時間をかみしめ、休みを過ごす
ことを夢想する君はだれだ
なにものにもならないように
なにかに特別な幸せを感じずに
投げた視線は足元に

今夜は帰ったら
秋の音擦れを告げる虫の音をそばに聴き
心暖まる映画の一本を青白い光として浴びよう
なんて計画をする君はだれだ
なにものにもならないように
なにかに気をとられず
泣ける映画は元の棚に

ぼくのまわりには
成長し、努力し、志し、面白いと思えば笑い、
時としてあきらめ学び、思いついたように悲しみを注ぐ
ひとたちばかり
彼は彼らしくなり
なんでも彼の見るものは
彼の考えに


さっきお店にいたら
言葉の話せない、鳴き声を出す
ひとりの痩せた男の子が、叫びながら入ってきた
叫び声はお店の流すBGMに乗って
ここが本当はどこでもなかったことを
僕に気づかせた

だけど僕はその店でその店の客となり買い物をしたかった
その男の子には、今すぐ出て行ってほしかった
彼がいなければ、僕はこの店で
僕にぴったりの商品を選ぶ僕になれたはずだった
僕はなにも買わず店を出た
なにものにもならないように

2013-08-10

西瓜糖の研究

食べきれなかった大栄西瓜をスプーンですくって、
冷凍庫で凍らせる。

暑い日になってみて、どうすればいいか分からないから、
テーブルがびしょびしょになるまで、部屋に置いて涼しくしようとしてみる。
効果はないのだろうか。甘い西瓜糖が融けだして、また冷凍庫にしまい込んだ。

こんなに、暑い日があるとは思わなかったから、
凍ったスイカを食べてみようと思う。
凍ったスイカも、凍った西瓜糖水も、固くて食べられないし、
あのおいしかった大栄西瓜が、味気ない赤いスイカの身と、
甘いだけの薄赤い結晶になってしまった。

そこへ、ウィスキーを注ぐと
お酒がすすむというか、スイカがすすむというか。

2013/8月中旬 土曜日
 
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