2012-07-04

[ベナンニュースの試訳] コトヌーで洪水:抵抗むなしく悪い状況が続く

洪水の問題は解決できない厄介な問題となっている。コトヌー市当局による数々の対策にも関わらず、抜本的解決は遅々として進まない。こうした状況下で、住民は毎年水の脅威にさらされている。


コトヌー市当局は毎年雨季になると、数年前より開始された「3ci(コトヌー対洪水キャンペーン)」プログラムによって洪水への対策を講じてきた。それによりコトヌー市内の徹底的な側溝の浚渫やその他の下水設備の整備工事が行われてきた。市当局は毎年のこの雨が引き起こす災害を見越して素早い対応をしたが、今年もやはり不十分な結果となった。水の猛威は住居に侵入していくつかの幹線道路をも水浸しにした。今年2012年の最初の雨は市民を再び悪夢に陥れた。落胆した女性たちは「市役所や政府のかた助けて下さい。」と悲鳴をあげている。セント・リタのある区画では、見渡す限りの「沼」が更に広がっている。路面は常に水浸しで、路上の利用者と彼らの所有物は大きな被害を被っている。この区画では浚渫と定期的な保守が行われているが、水は毎年その猛威をふるっている。毎雨季ごとに大規模な水没があり、適切な解決策はまだ見つかっていないと言わざるをえない。アグラ・ゴドメイでも同じように毎年の水没の状況が見られる。今年の雨のペースは早く、以前の最悪のシナリオが再び起こるかもしれない。アヴォトゥルなどの沼地を除いたコトヌー市内での同様の例としてヒンデ、ラジ、その他の地区があり、自然の大きな力を見せつけ「3Ci」プログラムの限界を示している。集中的な出資にもかかわらず多くの対策の効果が現れず、市当局はコトヌー市の正常化のために数十億フランの投資が必要であるとしている。一方では大規模な建造物が水の流れる道の周辺に建設されて事態を複雑にしている。解決は難しく政府の首尾一貫した取り組みが必要不可欠である。望むべくは、市当局と政府による対策の相乗効果と技術的な裏付けのある基盤の導入がなされることを願う。

翻訳元:
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28/06/2012
サイト:QUOTIDIEN LE MATINAL
タイトル:Inondations à Cotonou :Des efforts, mais le mal persiste
URL:http://www.quotidienlematinal.info/?Inondations-a-Cotonou-Des-efforts
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誤訳あるかもしれないですが、ご了承ください。

説明と感想:
コトヌーという街は海とラグーンに挟まれ中央には海とラグーンを結ぶ水道がある。場所によっては海抜0m以下ということもあるそうで非常に水はけが悪い。五月頃から本格化する雨季には、頻繁にスコールが降るため、区画によっては道や家が長期に渡って浸水することもある。

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